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ファイナンスドッグログ 犬好きプログラマの兼業投資記録

【株】地合いと決算期待について

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株価は人間の心理が働くため、雰囲気によって動いていきます。

『地合い(じあい)』と、『決算』前後の雰囲気によって株価が動く仕組みを考察します。

 

マイナスになってもなるべく損切りをしない方法も記載したので合わせて紹介します。

 

 

Youtube始めました!

1、地合い

パネル表示にしていると同じ色の組み合わせが多く、なんとなく上下の雰囲気を感じることがあります。(今日は全体的に上がってるなー、今日は下がってるなーなど)画面は楽天証券のパネル表示です。

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特に下がってる日は何となくトレードをやめようとします。

これが『地合い』です。日経平均、トピックス、マザーズ指数が下がっていると弱気の雰囲気が市場に充満します。この雰囲気がやっかいで、相場に参加する心を引けさせてきます。人気銘柄がストップ安だったりすると、指数が大きく下がります。よく見られている株、関連株がつられて下げている時があります。

 

買いより売りが上回れば株価は下がります。

迷っている間に株は売られてしまうのです。(空売り、利確、損切り

 

地合いによる雰囲気に飲まれないようにメンタルを作らなくてはなりません。

負の連鎖が起きた時に、恐怖で売ってしまいます。これも地合いに近いものがあり、『投げ売り』です。皆、我先にと降りていきます。

マイナスになっていく株価を見て、『とても立ち直れない株価になりそう。』

恐怖の感情の出現です。

しかし元々安値付近で仕込んでいた場合はすぐに売り判断せずとも反転する場合があります。(私の過去記事で底値で買う記事を見てください。)

底値買いでの損切りはもったいないです。

むしろ買い増し出来るような余力を持つことが大事です。

 

地合いが悪いとその通りに売ってしまいそうですが、反対売買の逆張りが基本的に有効と思われます。

株は安い時に買います。

LINE証券

2、決算材料

決算によって株価は大きく動きます。

期待以上か、それ以下によって大きく上下します。

3756 豆蔵ホールディングス

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システム構築・提供が主な事業の企業ですが、業績は右肩あがりのチャートを形成していました。19年3月はまだ1000円台でした。

動意付き始めたのが5月の『増配のお知らせ14円→18円発表』です。

そこからは1度1700円まで上がっています。

10月7日までに1881円まで上がっていた株価も11月8日の決算発表を過ぎたあとは1442円まで下落しています。特に決算は悪いものではありませんでした。

 

なぜこのようなことが起きたか。

豆蔵ホールディングスはたびたび決算前に上方修正の追加情報を発表し、株価を押し上げていました。

上方修正期待で、上げると思っていたら決算当日に発表がなく、ホルダー達は不安になって投げ売りをします。

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これは11月1日8時30分寄付き前に投稿されたあすなろ投資顧問のストラテジストの買い推奨記事です。

前日に起きた上方修正の情報によりこれから上がるという予想を立てていますが、それから翌日以降は連続陰線になり、ついに決算発表の日まで安値を更新する形で終わりました。

 

このように期待で買われたものは徐々に織り込まれていき、決算当日には出尽くしとなり、下げる結果となってしまいます。

 

これを『サプライズの先出し』と名付けましょうか。

 

決算内容の利益枠が会社予想より減益だったらストップ安になっていたかもしれません。

これが決算による下落です。

特徴として、窓開けして、寄付きから下げが起こる場合があり、下げ止まることがなかなかありません。

投資家達の期待によって買われた株が売り圧力に変わり、なかなか株価が戻らないこともあります。ひどい時は1年以上、売りが枯れません。

 

悪い決算でまれに、株価が下に放たれても下ひげをつけて大きく買われることがありますが、『悪材料出尽くしによる上げ』になります。

寄付き10分後くらいに買われることがあり、これは大口の投資判断で個人投資家が投げたところを一斉に買い上げられます。

こういう銘柄は強い底を形作ることとなり、その後は上昇基調となります。 

合わせて、『地合い』が良いと、後ろ盾となり強気の買いが入ってきます。他人からは株価が安く、お手頃価格に見えてきます。

 

 

持ち株の下げの回避方法

損切り】は出来るだけしない回避方法をお教えします。

 

さらに下げると自己判断した場合、【空売り】でヘッジする方法があります。

これは非常に有効で、同銘柄のポジションを反対に持つことで判断が早ければ、損を軽くすることができます。下ひげをつけて反発するような底値にきたタイミングで買い戻しをすれば、ダメージは最小減になります。

信用枠を使い切るのではなく、空売りも出来るように余力を余らせておきましょう。

 

 

いかがでしたでしょうか。今回はいづれも『雰囲気』が作り出した株価の動きについて説明しました。

『雰囲気』に飲まれないよう、常に冷静な自分を置いておくことが重要ですね。

 

株はチャート基礎固めが重要です。

いろいろ格言が出ていますので、本を参考にしましょう。ゲキ押しの一冊です。